肩のいたみ

肩のいたみの原因は筋肉の萎縮や緊張による場合とストレートネックによることが多いです。
肩は人間の関節の中でも可動域が広く加齢により強度が衰えてくることに加え肉体労働も減ったことにより普段動かさない筋肉が弱り血流も悪くなるので傷つきやすくなります。
また、寝不足やストレスなども筋肉を緊張させるので肩のいたみに繋がる原因になります。

ストレートネックとは、首にある頸椎が本来なら緩やかにカーブしているのが真っ直ぐになっている状態のことを言います。頭の重さは体重の10％ほどあり真っ直ぐの状態だと首・肩の筋肉に負担がかかります。原因としては長時間のパソコン作業やスマートフォン操作など前かがみの姿勢を続けると首・肩の筋肉が緊張して頸椎が引っ張られた状態になり首の湾曲がなくなっていくのが考えられます。

肩のいたみを放置していると首や頭部にもいたみを感じるようになり酷くなると慢性化してしまうので早めに接骨院などに行き治療してもらうようにしましょう。

肩周囲の骨折、脱臼をはじめ腱板損傷などのスポーツ外傷、障害、日常生活での外傷、オーバーユースによる炎症、首、肩関節周囲の筋硬結（肩こり症状）など肩のいたみには様々な要因による症状があります。
もちろん高齢になってくると肩関節周囲の筋肉や滑液包が炎症を持ち、関節に石灰が沈着し激痛を伴うもの、また頸部から肩、上肢にかけ放散痛が出るものなどその原因やいたみは様々なものがあります。

外傷などは保険施療を行いながら、またご希望により鍼灸治療や遠絡統合療法といった保険外施療も選択肢に入れ、最適な施療を行います。スポーツ選手、特に野球選手の場合肩にかかる負担は,その特異な動きにより日常生活とは一線を画します。

また高校生、中学生の部活動などの学生選手の多くは、卒業までの限られた期間の中で精いっぱいの成績が残せるように無理をしながら頑張っています。障害の起きない予防ストレッチや筋トレはもちろん、選手たちの望みをかなえられるように専門医の先生のご指導を仰ぎながら施療に当たっております。